異種金属が混ざった歯科金属からは電流（ガルバニック電流）が発生します。その電圧は時として３５０㎜Ｖ以上になることもあります。心電図検査で３，５㎜Ｖ以上で心肥大と診断されますのでその１００倍の電流が流れていることになります。その結果交換神経の緊張を引き起こし自立神経の働きや免疫力が阻害されると思われます。

金属は電磁波を引き寄せてイオン化する（腐る）という特性があります。これを物理学用語でコヒーラ現象と言います。口の中の金属が携帯電話やパソコンから発生した電磁波を引き寄せてイオン化し溶け出します。その時電流が発生し電圧が高くなります。そのことで交感神経が過緊張し様々な症状を起こすと考えられます。

インプラントも金属なので上記のことが起こる可能性があります。また最近ではインプラント周囲炎（インプラントの歯周病）も問題になってきています。

最近の研究では歯周病菌、歯周病菌の出す毒素、歯周病菌に反応した炎症性サイトカインが血流、リンパにのって全身にまわり悪さをすることが分かってきました。心内膜炎、動脈疾患、肺炎、停体重児出産・早産、糖尿病、関節リウマチなどが関係すると言われています。

神経を抜いた歯の中に菌が入り込んだものを感染根菅と言います。歯の神経は細かく枝分かれしておりまた歯には象牙細管と言う無数の管がありその中に入り込んだ細菌をすべて除菌するのは不可能です。元アメリカ歯内療法学会の会長のジョージE・マイニー先生の書いた「虫歯から始まる全身の病気」によると腎臓、心臓に病気がある患者の感染根菅のある歯を抜くとその病気が治り、その抜いた歯を動物の体に移植すると同じ病気がその動物に生じると言うことです。

歯を抜いた後に正常な治癒が起こらず骨の中に空洞ができることがあります。これをボーンキャビティーと言います。この中に毒素が溜まって病気の原因になることがあります。